今年も田圃一面に蓮華草が咲いていた。
蓮華は春になると、ピンク色の花を咲かせる可愛らしい草花だ。
蓮華の花は小さなマメの花の集合体で、複数の小花を放射状に広げるように咲かせる。
花の付け根は白く、花びらの先にいくに従ってピンクが濃くなっていき、塗りつぶしたようなピンク単色ではない複雑さも蓮華の花の魅力だ。
マメ科の越年草で根に根粒菌を持ち、土中の窒素を根に蓄えて土壌を肥沃にする性質がある。
田畑を肥沃にする目的で植えられて、花後はそのまま田畑に漉き込んで緑肥として使用されている。
化成肥料が使用されるようになった最近では、春に一面ピンクの絨毯のような蓮華草畑も見かけなくなってきた。
0 件のコメント:
コメントを投稿