
ハクモクレン(白木蓮)
庭木としてよく植えられるハクモクレンは、春早く、葉のまだない枝先に白い大きな花をつけることから、「迎春」という別名があるそうだ。


中国原産で、かなり古くに我が国にもたらされたと考えられており、高さ5m~15mの落葉高木で、葉は全縁で厚く、花びらは9枚みられる。ただ、このうちの3枚は萼片で、花弁と同じ形をしていおり、咲くとほんのりと香りが漂ってくる。

漢方ではこの花の蕾を辛夷という生薬に利用する。まだ、苞(つぼみを包んでいる殻)が開かないうちに取って使う。この苞には細かい毛が一方向にたくさん生えていて、触るとネコなどの小動物に触れたような感触があるそうだ。

辛夷の抽出エキスには血圧降下作用や抗炎症作用が報告されているが、漢方では鼻づまりを目標として辛夷清肺湯や葛根湯加川芎辛夷などに配合され、鼻づまりによる頭痛や頭重感にも効果があるそうだ。
